「だって、私がヴィルフリートに関わらなければ、こんなことにならなかった! どうしてあの時、お礼を言おうと思ったんだろう……会わずに行けば良かった。そうしたら、こんなことにはならなかったのに」
もしかしたら、あの時もフロレンティーナが罠を張り巡らせていたかもしれないけれど、それも確たる証拠はない。上手くすり抜けていたかも知れないし、どうにかして、異国に行けば割と幸せに暮らしていたかもしれない。
「ブライス。落ち着けよ。待て待て……どうせ、私が居なければというマイナス思考にでも陥っているんだろう。それは、大間違いだから。とりあえず落ち着けって。向こうが全面的に悪いのは、誰が見ても明白なんだから」
ヴィルフリートは私が完全に興奮してしまっているのを見て、なんとか宥めようと真剣に言った。
「何をしても無駄なの! これまで、言葉を尽くしてもわかってくれる人なんて、居なかった! いつも私が悪いの! 私が……私が! もう、放っておいて!」
涙が溢れてきた。私だって好きで、こんな身分になった訳ではない。
もしかしたら、あの時もフロレンティーナが罠を張り巡らせていたかもしれないけれど、それも確たる証拠はない。上手くすり抜けていたかも知れないし、どうにかして、異国に行けば割と幸せに暮らしていたかもしれない。
「ブライス。落ち着けよ。待て待て……どうせ、私が居なければというマイナス思考にでも陥っているんだろう。それは、大間違いだから。とりあえず落ち着けって。向こうが全面的に悪いのは、誰が見ても明白なんだから」
ヴィルフリートは私が完全に興奮してしまっているのを見て、なんとか宥めようと真剣に言った。
「何をしても無駄なの! これまで、言葉を尽くしてもわかってくれる人なんて、居なかった! いつも私が悪いの! 私が……私が! もう、放っておいて!」
涙が溢れてきた。私だって好きで、こんな身分になった訳ではない。



