獰猛な竜騎士と草食系悪役令嬢

 もしかして、オルランドはここで夜も眠っていたということ……家に帰ってベッドで眠ったら良くない?

「大丈夫だよ。ご心配をおかけして申し訳ないが、僕の仕事は書類を投げてからの待ち時間が長いんだ。ブライスにそう思われても仕方ないけど、別に日々仕事をしていないわけでもないよ」

 私の疑わしげな視線に気が付いたのか、オルランドは苦笑してそう言った。

「いえ。それは良いんですけど……温室よりも、ご自分の部屋で眠った方が良くないですか?」

 私は普通にそう思った。温室は温度が一定に保たれているけれど、ふかふかなベッドが用意されているわけでもない。

「いや、今日は実は、ブライスのことを待って居たんだよ」

「え? 私のことを……ですか?」

 私が疑問を感じて首を傾げると、オルランドは苦笑いのままで頷いた。