私は薬草園で怪我に良く効く薬草を、多めに育て始めていた。なんとなく……戦闘職にある皆様に役に立って欲しくて。
「……早く大きくなってね。皆の怪我を治そうね」
水やりの時に声を掛けてあげると、本当に良く育つような気はしていた。
そして、ヴィルフリートから色々と聞いた後になっては、この温室へと私が配属になったのも理解出来るような気がする。
ここには日光が降り注がないし、屋外が職場のはずの庭師見習いになっても私の肌は白いままだった。貴族令嬢には日焼けは厳禁だから、今のままでドレスを着ても違和感はないはずだ。
だから、私は何も知らないままで、ヴィルフリートに守られていた。
それによくよく考えてみると、私の父母が娘の私をすぐに諦めるとは思えず、婚約破棄されて退場する流れだったとしても、その事件について再調査を依頼することに不思議はなかった。
国外追放だと城を追い出されて、私は命の恩人であるヴィルフリートへお礼を言うためにすぐに聖竜騎士団の屯所へと向かったけれど、それもきっと良かったのだ。
……もしかしたら、フロレンティーナはその後に、私をどうにかしようとしていた可能性だってあるもの。
あれは『彼女』にとって、予想外な展開だったに違いない。
「……早く大きくなってね。皆の怪我を治そうね」
水やりの時に声を掛けてあげると、本当に良く育つような気はしていた。
そして、ヴィルフリートから色々と聞いた後になっては、この温室へと私が配属になったのも理解出来るような気がする。
ここには日光が降り注がないし、屋外が職場のはずの庭師見習いになっても私の肌は白いままだった。貴族令嬢には日焼けは厳禁だから、今のままでドレスを着ても違和感はないはずだ。
だから、私は何も知らないままで、ヴィルフリートに守られていた。
それによくよく考えてみると、私の父母が娘の私をすぐに諦めるとは思えず、婚約破棄されて退場する流れだったとしても、その事件について再調査を依頼することに不思議はなかった。
国外追放だと城を追い出されて、私は命の恩人であるヴィルフリートへお礼を言うためにすぐに聖竜騎士団の屯所へと向かったけれど、それもきっと良かったのだ。
……もしかしたら、フロレンティーナはその後に、私をどうにかしようとしていた可能性だってあるもの。
あれは『彼女』にとって、予想外な展開だったに違いない。



