獰猛な竜騎士と草食系悪役令嬢

 あの人はいずれ……フロレンティーナのことを好きになるだろうと思って居た。

 けれど、違うのかもしれない。もしかしたら、私の言葉も信じてくれるのかもしれない。

 もし、これで彼に裏切られたら……そう思った。けど、フロレンティーナがこれを知ればただでは済まない。

 それに気が付いて、私の心は急速に冷えていった。

 その先を、決して期待してはいけない。

 ……どうせ、すぐに裏切られるのだから。