大丈夫なのに……けど、それをヴィルフリートに説明することは難しい。物知らぬ貴族令嬢に思えるかもしれないけれど、成人した前世知識持っているから大丈夫。
……なんて、彼にどう言って伝えれば良いのか、困ってしまった。
「返事は? ブライス・ルブラン。君にとってこれは、良い提案のはずだ。君の主張が嘘でなければだが」
青い瞳から放たれる圧が強いし怖い。背筋には本能的にゾワリと恐ろしさを感じた。
蛇に睨まれた蛙は、きっとこんな気持ちだわ。
「はっ……はい! お願いします!」
いまにも捕食されるような恐怖から逃れたかった私は、ヴィルフリートの提案に慌てて頷くほかなかった。
◇◆◇
ヴィルフリートはそのまま聖竜騎士団の寮の空き部屋へと、私を連れて行った。
何百年と続く歴史を持つ聖竜騎士団の団員は、今はそれほど多くなく、空き部屋も相当数あるし、責任者である団長も私の境遇を知り同情してくれているので何も問題ないとのことだった。
諸々の手続きを終えてヴィルフリートが去った薄暗い部屋の中で、私はベッドの上で呆然としていた。
……なんて、彼にどう言って伝えれば良いのか、困ってしまった。
「返事は? ブライス・ルブラン。君にとってこれは、良い提案のはずだ。君の主張が嘘でなければだが」
青い瞳から放たれる圧が強いし怖い。背筋には本能的にゾワリと恐ろしさを感じた。
蛇に睨まれた蛙は、きっとこんな気持ちだわ。
「はっ……はい! お願いします!」
いまにも捕食されるような恐怖から逃れたかった私は、ヴィルフリートの提案に慌てて頷くほかなかった。
◇◆◇
ヴィルフリートはそのまま聖竜騎士団の寮の空き部屋へと、私を連れて行った。
何百年と続く歴史を持つ聖竜騎士団の団員は、今はそれほど多くなく、空き部屋も相当数あるし、責任者である団長も私の境遇を知り同情してくれているので何も問題ないとのことだった。
諸々の手続きを終えてヴィルフリートが去った薄暗い部屋の中で、私はベッドの上で呆然としていた。



