獰猛な竜騎士と草食系悪役令嬢

 私は目を見開いて、ヴィルフリートと視線を合わせた。真っ直ぐな目だ。

 今なら、信じられる。ヴィルフリートを。それに、私自身を。

「やれます!」

「よく言った。明日、すべてを片付ける。俺もようやく、ここから出られるな」

 なんだかんだ温室に隠れて楽しく過ごして居たように見えたヴィルフリートだったけれど、自由の少ない生活は飽き飽きしていたのかもしれない。

 苦笑いをして肩を竦めたので、私も頷いて微笑み返した。