「そう……私もフレデリックのことは、最初から嫌いだったわけではないわ」
私が淡々と答えると期待通りの反応ではなかったのか、フロレンティーナは目に見えて面白くない表情になった。
「……ヴィルフリートは今も逃げ回っているのだから、ブライスのことを助けてはくれないわよ?」
わかった。フロレンティーナは、姿を消したヴィルフリートを探しているのね……だから、私の所まで来て反応を探っているんだ。
残念だけど、そのヴィルフリートは貴女のすぐ近くに居るわよと言いたい気持ちを抑えて、私はにっこりと微笑んだ。
「では、大声を出して衛兵を呼びましょうか。フロレンティーナ。ここは城の治療室で使う高価な薬草を育てていて、本来関係者以外立ち入り禁止よ。それに、もう一度言うけど、私との接触は禁じられているんでしょう? フロレンティーナ」
「っ……! 良い気になるんじゃないわよ! ブライス!」
ここで私が大声を出して人を呼ばれても苦しい言い訳をするしか出来ないことに気がついたのか、フロレンティーナは後退りしてから温室から出て行った。
フロレンティーナが聖女の特殊な能力で操作出来るのは、意志が弱い者だけだから、ここに来た衛兵に利かなかったら、それまでだ。
……なんとか、穏便に帰ってもらえた。ふうっと大きく息をついた。
私が淡々と答えると期待通りの反応ではなかったのか、フロレンティーナは目に見えて面白くない表情になった。
「……ヴィルフリートは今も逃げ回っているのだから、ブライスのことを助けてはくれないわよ?」
わかった。フロレンティーナは、姿を消したヴィルフリートを探しているのね……だから、私の所まで来て反応を探っているんだ。
残念だけど、そのヴィルフリートは貴女のすぐ近くに居るわよと言いたい気持ちを抑えて、私はにっこりと微笑んだ。
「では、大声を出して衛兵を呼びましょうか。フロレンティーナ。ここは城の治療室で使う高価な薬草を育てていて、本来関係者以外立ち入り禁止よ。それに、もう一度言うけど、私との接触は禁じられているんでしょう? フロレンティーナ」
「っ……! 良い気になるんじゃないわよ! ブライス!」
ここで私が大声を出して人を呼ばれても苦しい言い訳をするしか出来ないことに気がついたのか、フロレンティーナは後退りしてから温室から出て行った。
フロレンティーナが聖女の特殊な能力で操作出来るのは、意志が弱い者だけだから、ここに来た衛兵に利かなかったら、それまでだ。
……なんとか、穏便に帰ってもらえた。ふうっと大きく息をついた。



