どこか自嘲気味に笑ったヴィルフリートに、私は首を横に振った。
私自身も川に落ちて服が濡れていないわけを聞きたいと思っていたから、それを先んじて教えてくれたらしい。
……そうなんだ。この恐ろしくも美しい銀竜メロールは、二つの不思議な力を持っているんだ……小説の中では、竜騎士ヴィルフリートの竜であるという意味づけで出て来ていただけだったので、メロールについてはそこまで記述はなかった。
恐ろしい顔をしているけれど、私をチラッと見て口角が上がったようだった。
「どうでも良くない……です……そうなんだ。メロールが私の服を乾かしてくれたんだね。ありがとう」
「キュウ!」
私の感謝の言葉に応えるように、メロールの嬉しそうな鳴き声は夜に響き渡った。
私自身も川に落ちて服が濡れていないわけを聞きたいと思っていたから、それを先んじて教えてくれたらしい。
……そうなんだ。この恐ろしくも美しい銀竜メロールは、二つの不思議な力を持っているんだ……小説の中では、竜騎士ヴィルフリートの竜であるという意味づけで出て来ていただけだったので、メロールについてはそこまで記述はなかった。
恐ろしい顔をしているけれど、私をチラッと見て口角が上がったようだった。
「どうでも良くない……です……そうなんだ。メロールが私の服を乾かしてくれたんだね。ありがとう」
「キュウ!」
私の感謝の言葉に応えるように、メロールの嬉しそうな鳴き声は夜に響き渡った。



