トップアイドルは白衣の天使に恋をする

賑やかな時間は、あっという間で。

気づけば――

グラスも何度か空になっていて。

テーブルの上には、食べ終えたお皿が増えていた。

「はぁ〜飲んだ飲んだ」

奏くんが背もたれに体を預ける。

「お前、毎回それ言ってるな」

蒼依くんが呆れたように笑う。

「だって実際飲んでるし」

「開き直るなって」

そんなやり取りに、また小さな笑いが起きる。


「そろそろ出るか」

優朔さんの一言で、空気が少しだけ締まる。

時計を見ると、思ったより時間が経っていて。

「ほんとだ、結構いい時間っすね」

奏くんも立ち上がる。

「明日からまたバタバタするだろうしな」

蒼依くんも軽く伸びをする。

それぞれが帰る準備を始める中で――

ふと、少し名残惜しさを感じる。

楽しかったな……

そんな気持ちを抱えながら、立ち上がる。