「ちょっと集まれ」
休憩に入ったタイミングで、小声でメンバーを呼ぶ
スタジオの端
人の目が届きにくい場所に、黒騎士のメンバーが自然と集まってくる
「どうしたんすか、そんな真剣な顔して」
奏が軽く言いながらも、どこか察してる表情
優朔と蒼依も、いつもより少し静かだ
俺はポケットから、それを取り出す
「これ」
手のひらに乗せたピアス
小さなハート型
でも今は、それがただのアクセサリーには見えない
「……ピアス?」
蒼依が覗き込む
「朝、林から聞いた」
短く説明する
ヘリの中に落ちていたこと
医療スタッフのものじゃないこと
そして――紗凪の件
話していくうちに、空気が変わっていく
さっきまでの軽さが消えて
全員の目が、真剣になる
「……なるほどな」
優朔が小さく呟く
その時
「あいつが怪しいよなー」
奏が顎で示す
その視線の先
――花宮胡桃
スタジオの向こうで、スタッフと楽しそうに話している
いつもより、明らかに機嫌がいい
表情も明るくて不自然なくらいにテンションが高い
違和感が、じわじわ広がる
「証拠があればな」
優朔が腕を組みながら言う
「このピアスも、今は“落ちてた”ってだけだし」
「だよな……」
俺も頷く
胡桃が付けてるわけでもない
誰のものかも分からない
決定打には、ならない
「どうすっかな……」
思わず呟く
その時ピアスをじっと見ていた蒼依が、ぽつりと口を開いた
「……これ」
全員の視線が集まる
「CH○NELの去年の限定モデルっすよ」
「確か、日本で10個くらいしか出回ってないやつ」
「は!?マジで!?」
奏が食いつく
「マジっす俺アクセサリーは結構見てるんで」
蒼依は淡々としてる
でも―その一言で、空気が変わった
…限定10個一気に絞られる
「一気にレア度上がったな」
優朔が小さく笑う
「持ってるやつ、限られてくるだろ」
確かに誰でも持てるものじゃない
ひとつ、確実に
糸口が見えた気がした
でも――
「誰が買ったかなんて分かんねぇけどな……」
現実的な問題
そう簡単に辿れない
休憩に入ったタイミングで、小声でメンバーを呼ぶ
スタジオの端
人の目が届きにくい場所に、黒騎士のメンバーが自然と集まってくる
「どうしたんすか、そんな真剣な顔して」
奏が軽く言いながらも、どこか察してる表情
優朔と蒼依も、いつもより少し静かだ
俺はポケットから、それを取り出す
「これ」
手のひらに乗せたピアス
小さなハート型
でも今は、それがただのアクセサリーには見えない
「……ピアス?」
蒼依が覗き込む
「朝、林から聞いた」
短く説明する
ヘリの中に落ちていたこと
医療スタッフのものじゃないこと
そして――紗凪の件
話していくうちに、空気が変わっていく
さっきまでの軽さが消えて
全員の目が、真剣になる
「……なるほどな」
優朔が小さく呟く
その時
「あいつが怪しいよなー」
奏が顎で示す
その視線の先
――花宮胡桃
スタジオの向こうで、スタッフと楽しそうに話している
いつもより、明らかに機嫌がいい
表情も明るくて不自然なくらいにテンションが高い
違和感が、じわじわ広がる
「証拠があればな」
優朔が腕を組みながら言う
「このピアスも、今は“落ちてた”ってだけだし」
「だよな……」
俺も頷く
胡桃が付けてるわけでもない
誰のものかも分からない
決定打には、ならない
「どうすっかな……」
思わず呟く
その時ピアスをじっと見ていた蒼依が、ぽつりと口を開いた
「……これ」
全員の視線が集まる
「CH○NELの去年の限定モデルっすよ」
「確か、日本で10個くらいしか出回ってないやつ」
「は!?マジで!?」
奏が食いつく
「マジっす俺アクセサリーは結構見てるんで」
蒼依は淡々としてる
でも―その一言で、空気が変わった
…限定10個一気に絞られる
「一気にレア度上がったな」
優朔が小さく笑う
「持ってるやつ、限られてくるだろ」
確かに誰でも持てるものじゃない
ひとつ、確実に
糸口が見えた気がした
でも――
「誰が買ったかなんて分かんねぇけどな……」
現実的な問題
そう簡単に辿れない
