そのまま、陽貴くんの家へ
ドアが静かに開いて、中に入る
外の賑やかさが嘘みたいに、落ち着いた空気
ほんの少しだけ、緊張する
「これ」
そう言って渡されたのは、さっき着ていたドレスの袋
「……え?」
思わず見上げる
「今日のお土産」
あまりにも自然に言うから
「……いいの?」
小さく聞き返す
「いいよ」
迷いのないその一言
当たり前みたいに
「でも」
付け加えて
「俺以外の前では着ないでね胸元空きすぎだから」
怪しく笑いながらそう言われ一気に顔が熱くなる
「…いじわる…」
でもこんなに大切にされて
こんなに想ってもらえて
こんな経験、初めてで
気づいたら―身体が動いていた
ぎゅっと、陽貴くんに抱きつく
「……ありがとう」
声が少しだけ震える
抑えきれない気持ちが、そのまま溢れてしまう
「……え」
少し驚いた声
顔を上げると、本当に予想外だったみたいな顔をしていて
でも――
すぐに、その表情が変わる
ゆっくりと、目が細くなって
少しだけ、意地悪そうに
「……誘ってる?」
「っ!?」
一気に顔が熱くなる
「ち、違っ……!」
慌てて離れようとする
でもその手が、すぐに捕まる
離させてもらえない
「……逃げるの?」
低くて、甘い声
さっきまでの優しさとは少し違う響き
でも、不思議と怖くはない
ただ、心臓が早くなる
「……」
言葉が出ないまま、見つめ合う
距離が、近い
息がかかりそうなくらい
「……紗凪」
名前を呼ばれる
優しくて、でもまっすぐな声
「怖い?」
その問いに、一瞬だけ迷う
知らない感覚
知らない距離
でも―目の前にいるのは、陽貴くんで
今日一日、ずっと優しくて
大切にしてくれて
その全部が、頭に浮かぶ
「……ううん」
小さく首を振る
「陽貴くんだから、大丈夫」
そう伝えると
ほんの一瞬、表情が揺れる
何かを確かめるみたいに
そのあと―そっと、引き寄せられる
さっきより少しだけ強く
でも、包み込むみたいに優しく
背中に回る手の温もりが、安心をくれる
そのまま、ゆっくりとベッドへ
ふわっと、身体が沈む
柔らかい感触
すぐ近くにある、陽貴くんの気配
ドキドキが、止まらない
でも―怖さよりも
不安よりも
ずっと大きいのは、安心と
好きっていう気持ち
そっと目を閉じる
触れられるたびに、優しさが伝わってきて
大事にされてるって、ちゃんと分かる
静かに、ゆっくりと
2人の距離が、近づいていく
まるで、溶けていくみたいに
ドアが静かに開いて、中に入る
外の賑やかさが嘘みたいに、落ち着いた空気
ほんの少しだけ、緊張する
「これ」
そう言って渡されたのは、さっき着ていたドレスの袋
「……え?」
思わず見上げる
「今日のお土産」
あまりにも自然に言うから
「……いいの?」
小さく聞き返す
「いいよ」
迷いのないその一言
当たり前みたいに
「でも」
付け加えて
「俺以外の前では着ないでね胸元空きすぎだから」
怪しく笑いながらそう言われ一気に顔が熱くなる
「…いじわる…」
でもこんなに大切にされて
こんなに想ってもらえて
こんな経験、初めてで
気づいたら―身体が動いていた
ぎゅっと、陽貴くんに抱きつく
「……ありがとう」
声が少しだけ震える
抑えきれない気持ちが、そのまま溢れてしまう
「……え」
少し驚いた声
顔を上げると、本当に予想外だったみたいな顔をしていて
でも――
すぐに、その表情が変わる
ゆっくりと、目が細くなって
少しだけ、意地悪そうに
「……誘ってる?」
「っ!?」
一気に顔が熱くなる
「ち、違っ……!」
慌てて離れようとする
でもその手が、すぐに捕まる
離させてもらえない
「……逃げるの?」
低くて、甘い声
さっきまでの優しさとは少し違う響き
でも、不思議と怖くはない
ただ、心臓が早くなる
「……」
言葉が出ないまま、見つめ合う
距離が、近い
息がかかりそうなくらい
「……紗凪」
名前を呼ばれる
優しくて、でもまっすぐな声
「怖い?」
その問いに、一瞬だけ迷う
知らない感覚
知らない距離
でも―目の前にいるのは、陽貴くんで
今日一日、ずっと優しくて
大切にしてくれて
その全部が、頭に浮かぶ
「……ううん」
小さく首を振る
「陽貴くんだから、大丈夫」
そう伝えると
ほんの一瞬、表情が揺れる
何かを確かめるみたいに
そのあと―そっと、引き寄せられる
さっきより少しだけ強く
でも、包み込むみたいに優しく
背中に回る手の温もりが、安心をくれる
そのまま、ゆっくりとベッドへ
ふわっと、身体が沈む
柔らかい感触
すぐ近くにある、陽貴くんの気配
ドキドキが、止まらない
でも―怖さよりも
不安よりも
ずっと大きいのは、安心と
好きっていう気持ち
そっと目を閉じる
触れられるたびに、優しさが伝わってきて
大事にされてるって、ちゃんと分かる
静かに、ゆっくりと
2人の距離が、近づいていく
まるで、溶けていくみたいに
