トップアイドルは白衣の天使に恋をする

カーテンが、ゆっくり開く

一歩、外へ出る

視線の先――陽貴くん

目が合った瞬間

「……」

一瞬、動きが止まる

そのまま、じっと見られる

「……やば……」

小さく何かを呟いた気がしたけど、よく聞こえなかった

でも

その表情を見て―少し、不安になる

似合ってなかったかな……

さっきまでの自信が、すっと消えていく

胸が少しだけきゅっとなる

すると陽貴くんが、ゆっくり近づいてくる

一歩ずつ

その視線は、ずっと私のまま

やっぱり……

不安が大きくなりかけた、その時

「……すごく綺麗だね」

やわらかい声

優しく、まっすぐに

そう言ってくれた

「……っ」

一瞬、息が止まる

じわっと、胸が熱くなる

恥ずかしくてでも、嬉しくて、思わず、俯く

「……ほんとに?」

小さく聞くと

「ほんと誰にも見せたくないぐらい綺麗」

迷いなく返ってくる

余計に、顔が熱くなる

「その服にしよう」

そう言ってくれてホッとした