トップアイドルは白衣の天使に恋をする

ふと気づくと、車がゆっくりと減速した

どこかの建物の前で止まる

「……?」

外を見る

見慣れない場所

「おいで」

そう言って、ドアを開けてくれる

手を引かれるまま、車を降りる

そのまま中へ

扉をくぐった瞬間――

「……わぁ……」

思わず、声が漏れる

目の前に広がっていたのは

ずらっと並ぶ、たくさんのドレス

やわらかい光に照らされて、キラキラと輝いてる

淡い色のものから、華やかなものまで

全部が綺麗で、見てるだけで息を呑む

「……すごい」

自然と足が進む

1着1着に目を奪われる

こんな場所、来たことない

「ここ……?」

振り返って陽貴くんを見る