「……着いた」
ゆっくりブレーキを踏んで、車を停める
エンジンを切ると、静かな空気が流れる
隣を見ると――
紗凪が窓の外をじっと見ていた
「……水族館?」
少し驚いた声
「うん、そうだよ」
軽く頷く
目の前には、大きな水族館
ガラス張りの綺麗な建物で、外観も整ってる
中の規模もそこそこあって、生き物の種類も多い場所だ
「ほら、行こう」
ドアに手をかけながら言うと
「……でも」
紗凪の声が少しだけ弱くなる
振り返ると、少し不安そうな顔
「人に見られるかも……」
その言葉に、一瞬だけ目を細める
ちゃんと考えてるんだな
昨日のこともあるし、俺の立場も分かってくれてる
そういうとこ、ちゃんとしてる
それが少しだけ嬉しくて思わず口元が緩む
「大丈夫」
軽く言ってから
「俺を誰だと思ってんの?」
少しだけ笑って見せる
紗凪は一瞬きょとんとしてから、少しだけ首を傾げる
車を降りて、そのまま一緒に入口の方へ歩く
そして――
紗凪の視線が、ある一点で止まる
「……え」
小さな声
入口の横に立てられた、大きな看板
そこには――
“本日貸切”
はっきりと書かれている
「……貸切?」
紗凪の目が、さらに大きくなる
「って、陽貴くんが……?」
信じられない、みたいな顔でこっちを見る
「あぁ……まぁ」
少しだけ視線を逸らしながら答える
ゆっくりブレーキを踏んで、車を停める
エンジンを切ると、静かな空気が流れる
隣を見ると――
紗凪が窓の外をじっと見ていた
「……水族館?」
少し驚いた声
「うん、そうだよ」
軽く頷く
目の前には、大きな水族館
ガラス張りの綺麗な建物で、外観も整ってる
中の規模もそこそこあって、生き物の種類も多い場所だ
「ほら、行こう」
ドアに手をかけながら言うと
「……でも」
紗凪の声が少しだけ弱くなる
振り返ると、少し不安そうな顔
「人に見られるかも……」
その言葉に、一瞬だけ目を細める
ちゃんと考えてるんだな
昨日のこともあるし、俺の立場も分かってくれてる
そういうとこ、ちゃんとしてる
それが少しだけ嬉しくて思わず口元が緩む
「大丈夫」
軽く言ってから
「俺を誰だと思ってんの?」
少しだけ笑って見せる
紗凪は一瞬きょとんとしてから、少しだけ首を傾げる
車を降りて、そのまま一緒に入口の方へ歩く
そして――
紗凪の視線が、ある一点で止まる
「……え」
小さな声
入口の横に立てられた、大きな看板
そこには――
“本日貸切”
はっきりと書かれている
「……貸切?」
紗凪の目が、さらに大きくなる
「って、陽貴くんが……?」
信じられない、みたいな顔でこっちを見る
「あぁ……まぁ」
少しだけ視線を逸らしながら答える
