トップアイドルは白衣の天使に恋をする

スマホのアラームより先に、目が覚めた

珍しいないつもならギリギリまで寝てるのに

天井を見ながら、数秒ぼーっとして――

あぁ…思い出した

昨日のこと

紗凪が今この家にいるってこと

一気に意識がはっきりする

体を起こして、軽く息を吐く

静かだ

まだ寝てるっぽいな

時間を見ると、まだ朝早い

「……寝かせとくか」

小さく呟く

そのままキッチンに向かって、水を飲む

冷たい水が喉を通って、少し頭が冴える

今日の流れは決めてる

あとは、紗凪次第

無理させるつもりはないけど、できれば外に連れ出したい

紗凪が少しでも笑顔になれる場所に連れて行ってやりたい