トップアイドルは白衣の天使に恋をする

紗凪がベッドに入って、すぐ静かになった

寝るの早すぎだろってくらい

少しだけ様子見に行く

規則的な呼吸

完全に寝てる

「……ほんと無防備」

小さく呟く

さっきまであんなに警戒してたのに

俺の匂いの中で、普通に寝てる

信じられてるってことか?

そう思うと、少しだけ胸があったかくなる

ソファに戻って、横になる

天井見ながら、さっきのこと思い出す

紗凪の顔

言葉

反応

全部が、頭に残ってる

……やばいな

完全に、想像以上に入り込んでる

今までグループのことしか見てこなかった

女とか、正直どうでもよかった

寄ってきても興味なかったし、関わる気もなかった

でも紗凪は違う

気づいたら目で追ってるし他のやつと話してるだけで、無駄に気になる

誰にも取られたくない

あいつが笑うのも、弱るのも

全部、近くで見てたい

「……はぁ」

小さく息を吐く

少しだけ笑ってしまう

ほんと、分かりやすいの俺かもな

目を閉じる

明日は久しぶりのオフ隣には紗凪がいる