トップアイドルは白衣の天使に恋をする

家に戻り、ソファに座って、ふぅと息をつく

その時――

ブブッ

スマホが震える

画面を見ると、陽貴くん

自然と、少しだけ口元が緩む

メッセージを開く

“今終わったこれから行く”

続けて、もう一通

“ちょっと外出たいから、出れる準備しといて”

「……外?」

思わず小さく呟く

でも、その言葉だけで少しワクワクする自分がいる

「……ふふ」

小さく笑って、立ち上がる

どこ行くんだろ

そんなことを考えながら、クローゼットを開ける

さっき買った服が目に入って

「……これにしよ」

少しだけ悩んでから手に取る

心の中にあった不安は、まだ完全には消えてない

でも

それでも

会えるの、楽しみだな

そう思えた