トップアイドルは白衣の天使に恋をする

ドクンッ——

……反則だろ

頭が一瞬、真っ白になる。

綺麗とか、可愛いとか。

そんな言葉じゃ足りない。

こんな人、ほんとにいるのかよ

現実感がないくらい、整っていて。

でもそれ以上に——

さっきまで命と向き合っていた、その姿が焼き付いて離れない。

「みなさんも、ありがとうございました」

メンバーやスタッフにも丁寧に頭を下げると、

彼女はそのまま救急車に乗り込んだ。