でも——
「お願いします!」
その一言で、現実に引き戻された。
「……あぁ、任せて」
119を押す。
「119消防です、火事ですか救急ですか」
「救急です。○○ビル1階ロビー、男性が倒れています。救急車をお願いします」
状況を伝えようとした、その時。
「スピーカーにしてください」
女性の声。
言われた通りにして、近づく。
「40代から50代男性、歩行中に突然意識消失し転倒。GCS E1V2M4、右共同偏視あり。運動感覚障害あり。脳血管障害疑いです」
専門用語はわからない。
でも、無駄が一切ない。
素人でもわかる。この人は多分すごい人だ。
「対応中の方は医療従事者ですか?」
「はい。救急科ナースです」
迷いのない返答。
看護師か…。
「お願いします!」
その一言で、現実に引き戻された。
「……あぁ、任せて」
119を押す。
「119消防です、火事ですか救急ですか」
「救急です。○○ビル1階ロビー、男性が倒れています。救急車をお願いします」
状況を伝えようとした、その時。
「スピーカーにしてください」
女性の声。
言われた通りにして、近づく。
「40代から50代男性、歩行中に突然意識消失し転倒。GCS E1V2M4、右共同偏視あり。運動感覚障害あり。脳血管障害疑いです」
専門用語はわからない。
でも、無駄が一切ない。
素人でもわかる。この人は多分すごい人だ。
「対応中の方は医療従事者ですか?」
「はい。救急科ナースです」
迷いのない返答。
看護師か…。
