机を引く音。 椅子が床を擦る音。 笑い声が、重なる。 大好きなコレサワの曲を再生して胸を落ち着かせた。 いつものリズム。 刻まれた言葉は余計に切なかった。 コレサワの曲ってどうやって歌えばいいんだろう。 どういう気持ちなんだろう。 私にはまだわからなかった。 急にあの旧教育棟のたばこの匂いを思い出して、 大人びたように黄昏た。 鼻先は、甘い匂いがかすめていた。