きっと、夏のこと

次の日もその次の日も

私たちは毎日大学に通った。

最初は緊張した足取りもだんだん慣れてきて、時々ギターを触らせてもらったり、ドラムをたたいたり、コードの読み方を教えてもらった。





「慣れてきた?」



突然の甘い匂いに、思わず笑みがこぼれる。


「はい!」


楽しそうな私を見て、まっきーは小さく笑った。






まっきーはギター担当だった。


彼が弦をかき鳴らすと、教室の空気がふっと軽くなる。

小さく笑う声と、指先の動きに、私はつい目を奪われた。