御堂先生は溺愛中


「先生は高校生の時はどんな子だったんですか?」



「ん〜…別に普通だよ。」



「部活とかバイトとかやってなかったんですか?」



「部活はサッカーをやってたけど、バイトは勉強が忙しくてできなかったんだ。

…あ、でもこの先の海水浴場で夏休み期間だけ一回バイトしたことあるよ。」



「へえ〜、あそこの海水浴場よく行ってました!」



「そうなの?じゃあどこかですれ違ってたかもね。」



御堂はそう言って嬉しそうに笑った。



「どうですかね?いやあ、懐かしいな〜…、あそこの海が綺麗で、夏になるとよく連れてってって母に頼んでたんです。」



昔の楽しかった記憶を思い出しながら、凛はしみじみと思った。



明日1人でこっそり行こうかな。



いやでも明日は叔母さんに会わなきゃだから無理か…。



と凛が葛藤していると、



「…今から、行く?」



御堂が様子を伺うように尋ねた。




凛は少し考えてから、



「行きたいです。」



と返した。



「よし、じゃあ行こう。」



そうして2人は海水浴場に向かった。