御堂先生は溺愛中


「じゃあもっと早く委員会決めてるよって、教えてよ。」


文句を垂れる凛に、海斗は呆れた顔で、


「話聞いてないお前が悪いんだろ。」



そう言うものだから、凛はそれ以上何も言えなくなってしまった。



「ま、まあ、大丈夫。大変なら話ぐらいは聞くし…。」



結奈は苦笑いを浮かべながらそう言うと、凛の肩をぽんと優しく叩いた。



「本当?じゃあ毎週火曜の放課後、一緒に図書委員の仕事してくれる!?」



目をうるうるさせながら結奈に懇願すると、「あ、や、それは遠慮しておこうかな…。」と言って結奈はそそくさと自分の席に戻ってしまった。




「…俺は知らねーかんな。」



海斗を見つめると素っ気ない返事と共に、ぷいっと窓の方に視線を逸らされてしまった。



あーあ、今年1年間、週1で1時間無駄にするんだ。



単純計算で1か月で4時間、夏休み抜かした11か月で44時間…。



気が遠くなってきた凛は考えるのをやめて、勢いよく机に突っ伏した。