「せんせ…。」
暫くして、痛みが治った凛が目を瞑ったままそう言った。
「大野さん?大丈夫??」
不安げな声でそう問いかける御堂に、
「…降ろしてください。」
凛がそうハッキリと言った。
御堂は「…もう大丈夫そうだね。」と苦笑しながら凛を降ろした。
「そこで待っていて。」
御堂はそう言って凛に近くのベンチにかけるように促すと、どこかへいってしまった。
なんでこんなところに御堂先生がいるの…?
だってここは、私が今住んでいるところの隣の県だし、
偶然会うなんて考えられない。
…でも、あの時、
御堂先生が来てくれなかったら、私はどうなっていたかわからない。
…でも、なんで???
