「えー、それでは以上で今日の委員会活動を終了します。明日からちゃんと当番に来るように。」
その日の放課後。
図書委員会を取り仕切ってるという歴史のおじいちゃん先生がそう言うと、みんなぱらぱらと席を立った。
凛はそもそも図書委員って何をやってるかも知らず、なんか楽そうなんじゃない?と思っていたが、実際の活動内容を知るなり絶望した。
図書委員は2人1組で、週一日昼休みか放課後、図書室で本の貸し出しや掃除をするというものだった。
部活をやってない凛は、自然と放課後に押しやられて、火曜日の放課後1時間、図書室に軟禁されることとなった。
最悪…。こんなことになるならあの時ちゃんと話を聞いて、一目散に一番楽そうな委員会に名前を書くべきだった〜…。
っていうかそもそも海斗がもっと早い段階で教えてくれればよかったのに!!
海斗のせいだ、これは。
小学生の頃からの付き合いなのに、こういうところだけは本当に不親切だ。
そう責任転嫁しながら凛は鞄を肩に掛け直して、重たい足取りで図書室を後にした。
