御堂先生は溺愛中

それから週一回、御堂との特訓が始まった。




最初こそめんどくさがっていた凛だったが、問題が解けるようになると意外と楽しくて、さらには美味しいおやつまで出てきて、気づけばちょっとした楽しみになっていた。








「最近、お前すぐ教室出てくよな。」



その日もさっさと英語教科室に行こうと帰り支度をしていると、海斗が何気なく言った。



「ああ…うん。」



凛は曖昧に笑って、鞄を肩にかける。



海斗がちらりとこちらを見て、
「忙しそうだな。」とだけ言った。



結奈にだけ、週一で御堂先生との特訓を受けてると伝えたけど、



海斗に言うとなるとなんか色々と面倒なことになるから言っていなかったんだ。



「ちょっと用事あるだけ。」



そう言って、凛は教室を出た。