御堂先生は溺愛中


「…っていうことがあったんだけど、覚えてるかな。」



照れ笑いを浮かべてそう言う御堂に、凛は驚いていた。





え???




いや、なんで????




「…それ、ただ問題が解けて嬉しくなって笑っただけじゃん!!」




それが何で好きになるの???



理解ができない凛は思わず御堂に突っ込んだ。




「いやっ、まあ、それ以外にも色々あって…。」



もごもごと言う御堂を尻目に、凛はますますもやもやした。




ただ笑っただけで、人のこと好きになるもんなの??




私は御堂先生や海斗が笑っても何とも思わないのに??




恋って、そういうものなのかな…?




私には関係のないことだから、どうでもいいや。




凛はそう投げやりに呟くと、クッキーをもう一枚口の中に放り込んだ。