御堂先生は溺愛中


放課後の職員室。



教師一年目の御堂は、後悔をしていた。




俺、教師向いてないな。




何で教師になったんだっけ…。





中間テストの採点をしていた手を止めて、天井を仰ぐ。




どんなに工夫して、どんなに研修を受けて、どんなにベテラン先生の授業を真似してみても、どれもしっくり来なくて。



テストの平均点も、自分が受け持っているクラスは他のクラスと比べると少し低い。



俺の教え方が悪いのは明白なのに、どうしたらいいかもうお手上げ状態で。



……本当にこの道を選んでよかったのかな。



駄目だ、駄目だ。




御堂はふうっと長く息を吐くと、席を立って職員室を後にした。