御堂先生は溺愛中

その日は急に呼び出したからということで、すぐに解散になった。




教科室を出る凛の丸まった背中に、御堂は苦笑しながら見送った。







「じゃあまずこのテキストやってみようか。」



次の日の放課後。



凛は早速御堂の特訓を受けていた。



「はーい。」



凛は御堂からプリントを受け取ると、問題に取り掛かり始めた。



御堂はその向かいでノートパソコンを開いて作業を始めた。





さっさと終わらせてさっさと帰ろう。



そう思って問題を眺めてみるが、一問目から何を言っているのかよく分からなかった。




「…せんせー。」




ちらりと御堂の方を見ながら、おずおずと名前を呼ぶ凛に、御堂は内心ドキリしながら「何?」と平然を装って返した。