「わっ…!」
凛の目にはっきりと『30』という数字が映し出されて、思わず声を上げた。
ギリッッッギリ、赤点回避…!!!
神様って本当にいたんだ!
神様、本当にありがとうございます。
お腹が痛い時と、テストの赤点回避の時ぐらいしか頼ることのない神様に感謝を告げると、凛はふう、と安堵のため息をついた。
ん?何これ。
ふと、答案用紙の左隅に貼られている付箋が目に入った。
『放課後、2階の英語教科室に来るように。』
整った字で書かれたそれを見ると、凛は顔を強張らせた。
え、なんでなんでなんで???
私赤点回避したよね!?!?
それまで赤点回避で上がっていた凛のテンションは、一気に地底まで落とされた。
