御堂先生は溺愛中


「じゃあ、赤木さんから取りに来てね。」




御堂がそう言うと、出席番号順に席を立ってテストを受け取り始めた。



凛も赤木が戻るのと同時に席を立つ。



そして緊張で飛び跳ねる心臓と、キリキリ痛む胃を抑えながら御堂の元に向かった。




「はい、大野さん。」



いつもの笑顔を向けて答案用紙を差し出す御堂に、凛は青白い顔をしながらテストを受け取って胸元に収めた。




席についてから、凛は神様に祈りながら恐る恐ると答案用紙を視界の端っこに入れた。




28点超えてますように…お願い…。




どう見てもバツが多い答案用紙に、諦めの気持ちが徐々に滲み出てくる。




…もうダメかも。




そう思って凛はパッと点数を見た。