「いや、それどう考えても特別扱いされてるから。」
トイレから戻った後、自分の頭の中だけでは答えが見つからなかった凛は、結奈を人気のない渡り廊下に連れ出して、全てを打ち明けた。
キッパリとそう言い切る結奈に、凛は半笑いで「私が?なんで?」と返した。
「それはわかんないけど…でもそんな毎週毎週差し入れするなんて、いくら御堂先生だってそんなこと誰にでもはしないでしょ!」
「でも私だけにそんなことする意味がなくない??私からの好感度上げて先生は何になるの?」
だってそうだ。
御堂先生が私から好かれたって何ににもならない。
女子生徒の大半から好かれている御堂先生なんだもん。
今更好きになる人が1人増えたって何の意味があるんだ。
凛が不思議そうに首を傾げると、結奈はわざとらしく大きなため息をついた。
「…好きなんじゃん。」
「え?」
結奈の言葉に凛の首はますます曲がる。
「御堂先生は凛のこと好きなんじゃん!」
結奈の声が2人きりの渡り廊下に響いた。
はあ???
御堂先生が私の事を好き???
