御堂先生は溺愛中


「あ、凛ちゃん〜!」



水曜日。凛が昼休みにトイレに行こうと廊下を歩いていると、またもや奈々に話しかけられた。




「この間変わってくれてありがとうね!」



そう言う奈々の表情はどこか嬉しそうで、凛は「全然だよ。」と言いながらそんなに大したことしてないけどなと心の中でつぶやいた。






「っていうか御堂先生来てびっくりしちゃった!!」



興奮気味に話す奈々に、凛の頭の中は?でいっぱいになった。



え、御堂先生って毎日毎日図書室に顔出してるんじゃないの?どういうこと?



そんな疑問を飲み込んで「あはは、そうなんだ。」と返した。



「御堂先生って図書委員会の先生だったんだね!私知らなくてさ〜なんか図書委員になって最悪って思ってたけど、ちょっと良かったかもとか思ってる!」



笑いながらそう話す奈々に、凛は「そ、そうだね。」と返すことで精一杯だった。



もしかして金曜日来なかったのってたまたまじゃなくて毎週?



え、でもなんで金曜日だけ来ないの?



凛は混乱しながらトイレへ向かった。