御堂先生は溺愛中


「あ、凛ちゃん〜!」




とある日。凛が昼休みにトイレに行こうと廊下を歩いていると、向こうからやってきた女子生徒に話しかけられた。



「あ、奈々ちゃん。久しぶり〜。」



奈々は凛と1年の時同じクラスで仲が良かった生徒だ。



「あのさ、お願いがあるんだけど。」


「うん、どしたの?教科書忘れたとか?」


「じゃなくて、凛ちゃんも図書委員だったよね?」



そう言う奈々に、凛は首を縦に振った。



「あのさ、私金曜の放課後当番なんだけどさ、家の用事があって早く帰らなきゃなんだ。だから今週の金曜当番変わってくれない?」


「うん、全然いいよ。」


帰宅部でバイトもしてないエブリデイ暇人の凛は、奈々のお願いを快く受け入れた。



「ありがとう〜!あ、もちろん、来週の火曜は代わりに私が行くから!」


「いやいや、いいよ別に、暇人だし。」


「だめだめ、流石に火曜変わるから!じゃあ、よろしくね!


そう言うと奈々はどこかへ去っていった。