「凛は今まで先生と接してきて、先生がそんなことで凛を嫌いになると思うの?」
「…わかんない。」
「じゃあさ、小野田くんや私は凛の傷を見てキモいからって友達やめると思う?私たちのこと、そんな子供じみたことするって思ってる?」
「それは…。」
凛は想像してみた。
海斗に傷のことを言ったら…
普段はバカとか、ウザいことも言うけど、
きっと傷があるだけで距離を取ったりキモいとか言う人じゃない。
結奈だってそうだ。
現に今こうやって受け入れてくれてる。
「…凛はさ、もう少し周りの人間のことも信頼していいと思うよ。」
結奈は静かに、でもハッキリとそう言った。
「少なくとも凛の近くにいる人は、凛の中身をちゃんと見てくれてる人は、傷一つで何とも思わないよ。」
そう言うと結奈は柔らかく笑った。
「だから、先生の気持ちを決めつけないで、ちゃんと謝った方がいいと思う。その上で万が一キモいって言われたら2人で訴えよ!絶対勝てるから!」
そう言うと結奈は冗談めかして笑った。
