「おはよー!凛!」
結奈は軽い足取りで凛に駆け寄ると、いつも以上に元気に彼女に挨拶をした。
「あ、おはよう。」
凛はいつものテンションで返すと、結奈は頬を膨らませて「テンション低い〜!」と文句を言った。
「今日から修学旅行なんだよ!?」
「う、うん、そうだね…。」
「凛は私と色んなところを回るの、楽しみじゃないの!?」
「そんなんじゃないけど…。」
凛は結奈にそう返すと、居心地が悪そうに佇んだ。
いつもは制服を着ている生徒たちも、今日ばかりは私服に身を包んでいて、その見慣れなさが心をそわそわさせた。
