これで、よかったんだ。 ちゃんとこれで先生の愛と優しさにさよならできた、はずだ。 だって先生、傷見たら明らかに動揺してたし、 きっと私の傷を気持ち悪いって思った。 だからあんな変な反応だったんだ。 いつか失う、この“いつか”が分からないなら、今自分で手放せばいい。 そう思って凛は御堂に全てを話した。 全てを覚悟して話したはずなのに、溢れて止まらない涙の意味を凛はまだ知らなかった。