え???何で海斗が知ってんの!?!???
凛は海斗にそう問いただしたかったが、パニックで口をパクパクすることしかできなかった。
そんな凛を見て、海斗は凛が何を言いたいのかを察して、「いや、普通に見てれば分かるから。」と平然と言ってのけた。
「っていうかさ、お前それで木下のアシストとかしてないよな?」
そう言う海斗に、凛は「…え?何で?」と聞き返した。
「いや、好きな女が、自分と他の女の恋を応援してるって、御堂からしたら相当グロくね?」
凛は海斗にそこまで言われてハッとなった。
「御堂からしたら最悪なんてものじゃないよな。いくらなんでもそれだけは…。」
するなよ?と念を押そうとした海斗だったが、顔色が悪くなる凛に、「…お前、まじか。」としか言えなかった。
結奈は御堂先生が好きで、その気持ちは応援したいって思うけど、
御堂先生は私のことが好きで、
私は先生の好意に、今までウザいと思ったりめんどくさいって思うこともあったけど、
夏祭りの時や、体育祭の時みたいに救われたこともあって、
それなのに私はそんな先生の気持ちなんて無視して、結奈と先生がくっ付いたらいいなとか呑気に思ってて。
…どうしようもないバカだ。
凛は胸の奥がズキっと痛んだ。
