御堂先生は溺愛中


「なんか、暇だね。」



放課後、結奈は図書室の受付に座りながらぽつりと言った。



「でしょ?めちゃ暇なの。」



その隣に掛けてぼーっとドアを見つめながら凛もそう言った。



「そういえばさあ、結奈は御堂先生のどこが好きなの?」



凛はニヤニヤしながら結奈にそう尋ねた。



「えっ、と〜…。」



やばい!御堂先生の好きなとこなんて考えてなかった!!!



結奈は目を泳がせながら必死に頭を回転させた。



「みんなに、優しいとこかな〜…。」



結奈の口からやっとのことで出た言葉はあまりにもベタで、さすがの凛も怪しむかも…。と内心焦った。



「へえ〜、確かに優しいイメージあるよね。」



凛はそんな結奈に気づきもせずにそう答えた。



「いつから先生のことが好きなの?」



そう聞く凛に、結奈は再び焦り出した。



やばい、ちゃんと考えて答えないと色んな辻褄が合わなくなる!!



「えっと〜その〜…。」



結奈が言い淀んでいると、タイミングよく図書室のドアが開いた。