御堂先生は溺愛中


「それで、話って、どうしたの?」




校門を出てしばらく沈黙が流れた後、凛はこの空気に耐えられなくてつい結奈にそう聞いた。




神妙な面持ちで地面を見つめながら歩く結奈に、凛は再び「ど、どうしたの?」と不安げに声をかけた。




「あの、さ。」



結奈はついに重たい口を開くとそう言って、それからまたしばらく間を空けた。



「な、なに?」




そんなにいうのが憚られることって何??



万引きしちゃったとか…?



それとも、誰かにいじめられてるとか??



もしかして転校…!?!?




あらゆる可能性を考えながら、凛は結奈の言葉を待った。