やっちゃった…。
せっかくみんなが褒めてくれて、一緒に頑張ろうって言ってくれたのに…。
「だ、大丈夫?」
凛の様子に保健医が戸惑いながら聞くと、凛はハッと我に返って「大丈夫です。」と返事をした。
「そう…?もう帰るなら親御さんにお迎え頼めそう?」
「大丈夫です。この時間父も母もいないんで、1人で帰ります。」
「あら、じゃあ私が送って行こうかしら。」
「…いえ。大丈夫です。家近いんで。」
凛は保健医の心配を振り切って立ち上がった。
「そう?…じゃあ気をつけてね。あ、荷物はここにあるから。」
そう言うと保健医はクラスメイトから預かっていた凛の荷物を手渡して、凛を見送った。
まだ頭がぼーっとするし、身体が熱い気がするけど、
さっきよりは気持ち悪さとかもないし大丈夫。
駅まで行けば、あとは電車乗ってるだけだし。
凛はそう心の中で言い聞かせて、帰路についた。
