御堂先生は溺愛中


「大野さん?…体調悪い?」




眉を下げてこちらを見つめる御堂がいた。




「わっ、顔真っ赤だよ。」




凛の顔を見た途端、御堂はすぐさま彼女に駆け寄った。



「せんせ…?」



凛の掠れた声に、御堂は只事じゃないと、彼女の肩を抱くと、ベッドに誘導した。



「大丈夫、ですから。」



凛は御堂にされるがままベッドに腰掛けると、熱で潤んだ目で御堂を見上げた。



そんな凛を無視して、御堂はおでこにふわっと手を当てた。



予想以上の暑さに、御堂は顔を曇らせた。



「多分熱中症だね。これ飲んで。」



御堂は近くに置いてあった経口補水液を掴むと、すぐさま凛に手渡した。



凛はそれをこくこく、と飲むとすぐさま立ち上がった。