「あれ、凛。体調悪い?」
そんな凛にいち早く気づいた結奈が、彼女にそう尋ねた。
「…ううん、大丈夫。」
凛がやっとのことでそう返すと、結奈は「そう…?無理しちゃダメだからね。」と返した。
大丈夫。
ちょっと我慢すればじきによくなる。
そう自分に言い聞かせるも、体調はどんどん悪くなっていく一方だった。
正直座っているのもやっとで、このままじゃリレーまで我慢できても走れないな。
そう考えた凛は、「ごめん、ちょっとトイレ。」と結奈に言うと、席を立った。
ふらふらとおぼつかない足元でゆっくり歩きながら、凛は保健室へと向かった。
