体育祭当日。
雲一つない青空に、9月とは思えないほどの強い日差しがグラウンドを照りつける。
「暑いねえ。」
「こんなの熱中症になっちゃうよ。」
凛と結奈はクラスTを身に纏いながら、グラウンドをぼーっと見つめた。
「謙ちゃん、おはよ!」
「ジャージ姿もかっこいい!」
「ねえねえ、うちのジャージと交換しない?」
2人がぼーっとグラウンドを眺めていると、隣のテントから黄色い声が上がった。
「朝から元気ですなあ。」
凛はチラリとその声のする方をみるとそう呟いた。
「凛も混ざってくればいいじゃん。」
冗談めかして言う結奈に、
「だから、私は別に好きじゃないんだって。」
とムッとしながら返した。
