あれ、私今何位だったんだろ?
そんなのもわからないくらい夢中で走っていたみたいだ。
こんな感覚久しぶりで、ドキドキしながらみんなの元へ戻った。
「凛ちゃんすごい!!」
「本当にあんな大差つけちゃうなんて!!」
凛が走り終わってぼーっとしている間にリレーは終わっていたようで、グラウンドの中央に戻ると、一緒にリレーを走ったクラスメイトが口々にそう凛を讃えた。
「え、あ、ありがとう。」
まさか自分がそんなに差をつけて走っているとは気づいてもいなかった凛は、戸惑いながらもその言葉を受け取った。
「まじであそこで大野さんが突っ走ってくれたから一位取れたよ!」
そうはしゃぐ男子生徒の言葉で、凛が漸く一位を取った事を知った。
「いやいや、私だけじゃなくて皆が早いからでしょ。」
流石にそう訂正する凛に、
「まじで、凛ちゃんいなきゃ勝てなかったから!」
「てか凛ちゃんさえいれば勝てるよねうちの組!」
とさらに褒め称えられるものだから、凛もまんざらではない気持ちになった。
