体育祭本番の2週間ほど前。
この日は学年単位で体育祭の練習が行われていた。
「あつ…。」
「日に焼けるし最悪。」
凛と結奈は強い日差しに照らされた運動場で、隣に並びながらぶつぶつと文句を言った。
「まじで玉入れとか練習する必要ある?玉投げて入れるだけでしょ?」
「完全同意。まじでやる意味ないって。」
そうぶつくさいいながら凛はおでこの汗を拭った。
それから暫くして最後の競技、リレーの練習が始まった。
凛は結奈に別れを告げると、グラウンドの中心に集まった。
「あ、凛ちゃん!こっちこっち!」
クラスメイトに呼ばれた凛は小走りでその輪の中に駆け寄った。
「なんか他のクラス、陸上部の子とかいてめっちゃ早そうだね。」
クラスメイトの1人がそう言うと、凛も「そうだねー。」と返した。
流石に現役の陸上部には勝てないや。
まあ今日は練習だし取り敢えず流す感じで走ればいっか。
そう考えていると、
