「和希!」
「夏希お姉ちゃん。」
パシッ
「夏希何やってんの。」
「なんでここにいるの!いいこにしててって言ったじゃん。」
「だって。ママがいたんだもん。」
「お母さんがいるはずないでしょ!」
「公園で遊んでたらママがここにいるの見たんだもん。」
「男なんだから泣かないで!」
「夏希どういうこと?」
「結夏達には黙ってたんだけど私弟がいるの。」
「和希です。よろしくお願いします。」
「和希君よろしくね。」
「で、ママっていうのは?」
「ほら私のお母さんは病気で亡くなったのしってるでしょ。」
「うん。」
「そのお母さんとの思い出の場所がここだったの。」
「そうだったんだ。」
パシッ
「結夏!?」
「どうして黙ってたの!私達がそんなに頼りなかった?」
「知られたら心配かけちゃうと思ったから。」
「そんなの友達だったら心配するなんて当たり前のことでしょ!私達をもっと頼って。」
「。。うん」
「じゃあ記念に写真とろ。」
「いいねぇ。」

「はい。笑顔。」
カシャ

私達の絆はこの日綺麗な夕日と一緒に一層輝きを増しただろう。