「今日は修学旅行のグループ決めをしたいと思います。」


一週間後には修学旅行。
グループ決めではもちろん実翠希たちと一緒になるんだ。

「結夏。」
「何?」
「修学旅行で何したい?」
「もちろん食べ物食べまくるよ。」
「やっぱり。」
「あ。」
「どうしたの?」
「岬先輩達にお土産買ってこうかな。」
「だね。」


この修学旅行がいろんな意味で事件を巻き起こす事になるとは誰も考えてはいなかった。
そう神様さえも。。

―修学旅行当日―


「いいこにしててよ。」
「分かってるよ。いってらっしゃい夏希お姉ちゃん。」


「夏希~。」
「おはよう。」
「いよいよこの日が来たね。」
「お腹空かせてきた?」
「うん。。って何言わせてんの。」
「結夏の目的はすぐに分かるから。」
「もう。早くいくよ。」


「はらへった。」
「あともうちょっとだから我慢しないと。」
「は~い。」
プルプルプル
「夏希電話なってるよ。」
「うんちょっと待ってて。」

「はい。」
「夏希ちゃん?」
「そうですけど。」
「夏希ちゃんの弟の和希君がいなくなっちゃったの。」
「え?」
「さっきまで公園にいたんだけど。。」
「分かりました。」

「夏希どうしたの?」
「ちょっと。。」
「大丈夫なの?」
「私家に帰る用事ができちゃった。」
「修学旅行どうすんの?」
「パス。本当にごめん」
「だったら私も。」
「私も行くよ。」
「ありがとう。」


「夏希どこに向かってるの?」
「あるところ。」
「走るの速すぎ。」
「結夏。」
「岬先輩?」
「何やってんの?修学旅行は?」
「用事ができちゃって。」
「俺達もついていこうか?」
「どっちでもいいですけど。。」
「じゃぁ行く。」