君と初めましての再会

今の話の感じだと、帰った後の本人たちは記憶があるのか無いのかあまり分からない。
けれど、理事長さんはよく覚えているようだったから、こちらの時代で忘れられるという感じなのかもしれない。

「前は蓮美の2年前の人が来たよ。だから、そろそろ蓮美くらいの年代の人来るかなぁ~?とは思ってた」

あぁ、この人麻痺してる。
だって、こんなタイムスリップとか言うあり得ないSF状態にこんなに理解と知識があるのだから。
けど、それが可笑しくて、私の緊張の糸が少しほどけた。

私が小さくくすくす笑いだすと、泉生さんがきょとんとする。

「すいません。なんだか、信じられないようなことが起きているはずなのに、物知りな人がいると、なんだか面白くて、ふふ」