君と初めましての再会

「久しぶり」そして、「またね」見知らぬ声が聞こえる。私はただただ泣いていた。


母が今から出掛けるようだ。

私も送ってほしい場所があったので、スマホを片手に、家を出た。

母は、今日美容院へ行くようで、昔から、評判が良ければ、すぐ転々とする人で、今日も今日とて、少し遠くへ来ていた。
事前に場所は聞いていたので、問題はないが、母はなぜこんなにも転々とする人なのだろう?
私はどちらかと言うと、チャレンジしたり新しいことに手を出すのは苦手なタイプで、こうやってついてきたはいいものの、初めての場所で何だか肩身が狭く感じた。

美容院の受付で奥の方へと行く母を見送ると、私は椅子に腰かけた。